FlowやGrok(Imagine)でプロンプト作成のポイント・コツ

1.外見を決めるプロンプト

画像生成AIで人物のプロンプトを生成する際、見た目の細かい指定が重要です。人の見た目を詳細に指定することで、ランダムな画像ではなく、指定した通りの人物を生成することができます。ここでは、簡単に使えるプロンプトを以下の4つに分けて解説します。

見た目を変更するプロンプト

  • 服装(tank top, jeans, shirt, suit)

    服装は「カジュアル系」のように抽象的に指定することも可能ですが、「スウェットシャツ」のように具体的に指定すると、思い通りの画像を生成しやすくなります。特に、人の見た目を生成する際には、服装が最も印象に影響を与えます。

  • 髪型(ponytail, bangs, long, short)

    服装や容姿にあった髪型にすることで、より現実的な見た目を生成することができます。

  • 容姿(Japanese, American, German, Chinese)

    AsianやEuropeanのように、地域で指定するのではなく、Japaneseのように国ベースの具体的な指定をしましょう。

  • 装飾(hat, ring, watch, contacts)

    外見をさらに、詳細に描くには時計や帽子を指定するのがおすすめです。

人物を生成するプロンプト

人物を生成するには、上で紹介した「服装」、「髪型」、「容姿」、「装飾」を元に、プロンプトを作成していきます。まず初めに、違いを分かりやすくするために、4つの指定なしで画像を生成してみます。

指定なし

女性の画像
女性の画像
プロンプトwomanのみで生成

生成された2つの画像を見ると、服装や髪型、容姿がそれぞれ異なっていることがわかります。また、場所についても、沿岸と花園という異なる環境が生成されています(場所については後ほど解説します)。

このように、指定されるプロンプトが少なければ少ないほど、生成される結果が異なり、安定した画像を出すことができません。

生成される画像を安定させるためには、詳細なプロンプトを多く指定することで、類似した画像を生成することができます。

指定あり

次に、「服装」、「髪型」、「容姿」、「装飾」をプロンプトに指定します。服装「tank topとjeans」、髪型「long hairとbangs」、容姿「japanese」、装飾「ring」を使用して、画像を生成します。

プロンプト

japanese model woman, long black hair with bangs, black sweater and gray jeans, ring

このプロンプトで画像を生成すると以下の画像が生成されました。

女性の画像
女性の画像

プロンプトを詳細に指定することで、複数の画像を生成しても、大きく異なる画像は生成されず、類似した画像を生成するようになります。

全身を写す方法

上の画像では足元が写っておらず、上半身のみが強調されているため、指定した服装「gray jeans」は十分に反映されていません。足元や全身を描写したい場合は、靴の詳細を指定すると足元が画像に含まれ、結果として全身を描かせることができます。

「japanese model woman, long black hair with bangs, black sweater and gray jeans, ring, gray shoes」のようにすることで足元が写った画像を生成することができます。

女性の画像

補足

全身を描写するために靴に関するプロンプトを追加しても、以下のように全身が描画されず座ったポーズになってしまう場合があります。

女性の画像

このような場合は、「stand」や「walk」などの全身が描かれそうなポーズや動作を明示的に指定することで解決できます。

「japanese model woman, long black hair with bangs, black sweater and gray jeans, ring, gray shoes, she stands

女性の画像

2.場所指定の重要性

画像生成AIでシーンを生成する際、「どこにいるか(場所)」を明確にすることは非常に重要です。単に「in a park」や「at the beach」などだけでは、背景が曖昧で思った通りの画像にならないことがあります。

画像生成AIの魅力は、自分の頭の中で思い描いた理想の場所や雰囲気を、そのまま画像として形にできる点にあります。そのためには、プロンプトの指定方法はとても重要です。

具体性を高めるときのポイント

プロンプトを作成する際は、まず基本的な要素をしっかりと押さえることが大切です。また、優先度の低いプロンプトも簡単に紹介します。

このページでは、そうした基礎的なプロンプトの例をいくつかご紹介しながら、その内容についてわかりやすく解説しています。

基礎的なプロンプト

画像生成において、リアルさや雰囲気が最も変わるプロンプトが場所の指定です。場所を決定する際には、なるべく優先度の高いものから指定しましょう。ここからは、優先度の高い順に説明します。

  • 場所の指定(living room, beach, park など)

    どこでシーンを描きたいかを決めましょう。たとえば、リビングルームや公園、ビーチなど、好きな場所を自由に選んでOKです。

  • 環境の詳細(sofa, sea, trees など)

    その場所にあるものを思い浮かべてみましょう。公園なら木やベンチ、ビーチなら海や砂浜など、周囲の風景を具体的にイメージしてください。

  • ライティングと時間帯(moonlight, morning, afternoon night など)

    光の種類や時間帯を選びましょう。朝の日の出、夕方のオレンジの空、夜の月明かりなど、どのような光や時間帯にしたいかを指定しましょう。

  • スタイルやアート形式(photorealistic, digital art, painting style など)

    どんなスタイルやアートにしたいかを決めましょう。リアルな写真風にするのか、デジタルアートや絵画風にするのか、自分の好みに合わせてスタイルを選びます。

優先順位の低いプロンプト

プロンプトを作成する際は、「どこかきれいな場所」や「自然の中」などの曖昧な表現は避けましょう。これらの表現はイメージがぼんやりしていて、意図がうまく伝わらないことがあります。「きれいな川がある渓谷」や「大きな木々がたくさん並ぶ自然の中」など具体的にしましょう。

また、「優しい」や「親しみやすい」などの抽象的なプロンプトも避けましょう。雰囲気を表現するプロンプトは補足的な要素なので控えめにしましょう。もし付け加える場合は光や場所の描写の後ろに添える程度で補足的に使用すると効果的です。

プロンプト作成

ここからは、上で紹介した基礎的プロンプトに従って、プロンプトを作成する方法を解説します。まずは、シンプルな画像を生成します。例えば、「夜のリビングルーム」を生成したい場合、以下のプロンプトで試してみました。

living room at night

このプロンプトで画像を生成することは可能です。ここでは、「場所」と「時間帯」のみプロンプトを使用しています。

夜のリビングルームの画像

実際に、Flowで生成してみると夜のリビングのシンプルな画像が生成できました。

しかし、新しく画像を生成するたびに部屋が暗かったり、窓がなかったりなど異なる画像が生成されてしまい安定した画像が生成できません。

これらの理由は、情報量の少なさです。そこで、上で紹介した基礎的なプロンプトに沿って、詳細な情報を入力することでより詳細かつ安定した画像生成を行うことができます。

ここから基礎的プロンプトに従って、プロンプトを作成します。優先度の高いものから指定し、優先度の低い曖昧な表現はなるべく避けましょう。

Painting style, living room in the evening, brown sofa by the window, bathed in soft sunset

窓のそばに茶色いソファ、優しい月明かり差し込んだ夜の絵風なリビングルームの画像

この例では上記のポイントで説明した「場所の指定」、「環境の詳細」、「ライティングと時間帯」、「スタイルやアート形式」をそれぞれ使用して作成したプロンプトと画像です。

living room が「場所の指定」、sofaが「環境の詳細」 in the eveningsunset が「ライティングと時間帯」、Painting style が「スタイルやアート形式」に対応しています。

このように、基礎的なプロンプトをベースに作成することによって、安定した画像生成をすることができます。

自分好みの画像を生成しよう

具体的な画像をイメージできたらそれをもとに、自分好みの画像を生成してみましょう。上で紹介したプロンプトを用いて解説します。

Painting style, living room in the evening, brown sofa by the window, bathed in soft sunset

太字の部分に注目してください。基礎的なプロンプトをベースとして変更したい箇所や追加したい要素などを指定します。

今回は「時間帯を夜」、「夕日を月光」、「写実的なスタイル」に変更します。さらに、窓から映る街の夜景を追加します。

Photorealistic, living room at night, brown sofa by the window, bathed in soft moonlight, The city's nightscape is reflected in the window.

このプロンプトで画像生成したところ、変更通りに画像が生成されていると思います。

窓のそばに茶色いソファ、窓からみえる街の景色と優しい月明かり差し込んだ夜の写実的なリビングルームの画像

また、太字以外の部分はあくまで装飾なので、ベースとなる基礎的なプロンプト(太字の部分)の状況に応じて変更します。

例えば、ソファの色を変更したければ、「black sofa by the window」、ソファの位置を壁の前にしたければ、「black sofa in front of the wall」などに変更しましょう。このように、自分好みの画像にカスタマイズしてください。

3.応用

先に解説したプロンプトをもとに、人物の外見と場所のプロンプトを組み合わせることで、画像生成の幅がさらに広くなります。

「japanese model woman, long black hair with bangs, black sweater and gray jeans, ring, living room at night, she sits brown sofa by the window, bathed in soft moonlight, The city's nightscape is reflected in the window, Photorealistic,」

窓のそばに茶色いソファ、窓からみえる街の景色と優しい月明かり差し込んだ夜の写実的なリビングルームに座る女性の画像

プロンプトを組み合わせる際は、人物が何をしているかを明確に指定しましょう。今回は、「she sits brown sofa」のように、女性がソファに座っている状態を明確にしました。もし、「she sits」がない場合、AIが彼女は座っているのか、立っているのかを判断できず、意図しない画像が生成されてしまいますので注意しましょう。

ポイントまとめ

場所の指定:「リビングルーム」「ビーチ」「公園」など、どこでシーンを描くかを決めます。

環境の詳細:その場所にあるものを具体的に描写しましょう(例:ソファ、木、海など)。

ライティングと時間帯:「朝」「夕方」「夜」などの時間帯と、「月明かり」「夕日」などの光の雰囲気を加えるとリアルになります。

スタイルやアート形式:「写真風」「デジタルアート」「絵画風」など、画像のスタイルを決めて指定しましょう。

雰囲気の補足:場所やライティングなどの後ろに追加する程度でなるべく控えめにしましょう。

最初は難しく感じますが、試行錯誤を重ねるうちに自分が思い描いた画像を生成できるようになるので楽しみましょう。

プロンプト作成欄

以下のテキスト欄でプロンプトを作成し、FlowやGrok(Imagine)などの画像生成AIでいろいろ試してみてください。

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